【クラシカルで上品】アンティーク調の婚約指輪を選ぶ際のポイントは?
婚約指輪はふたりの幸せな結婚を象徴するかけがえのないアイテムです。シンプルなものが多い結婚指輪と違い、王道から個性的なものまで、婚約指輪のデザインは豊富です。中でもアンティーク調のデザインは、可愛らしさと可憐さを兼ね備えた上品な印象から根強い人気があります。今回は、アンティーク調の婚約指輪について紹介しましょう。
アンティーク調の婚約指輪の魅力とは?
アンティーク(antique)とは、フランス語で骨董品・古美術品を表す言葉です。アンティークジュエリーとは、一般的には製造されてから100年以上経過したもののことを指します。シックな佇まいや気品を感じるデザインが特徴で、長い年月を重ねた風格を感じさせるものが多くあると好評です。一方アンティーク調は新品でありながら、アンティークの風合いや温かみを感じられるもののことをいいます。アンティーク調の婚約指輪は、年月を重ねるごとに味わいを増していくというのも魅力のひとつです。伝統的に受け継がれてきたデザインは、日本でも好む方が増えています。流行にとらわれることなく、長く愛着をもって身に着けられる指輪は素敵ですよね。
アンティーク調の婚約指輪のデザインとそれぞれの特徴
アンティーク調といっても、デザインはさまざまです。
ミルグレイン
「ミルグレイン」は、ラテン語で「千の粒」という意味の言葉です。指輪のエッジやライン部分に小さな丸い粒を打ち込む、ヨーロッパに古くから伝わる伝統的な装飾技法のひとつです。さらに、「幸せが続く」「子孫繁栄」「長寿」「永遠」など長く続く幸せを連想させる、縁起のよいデザインでもあります。連続した球のラインは小さなダイヤモンドが並んでいるような輝きを放ち、アンティーク調ならではの重厚感がありつつ、どこか繊細さも感じさせます。
ソリティア
リング中央にシンプルに1粒ダイヤをあしらった、多くの女性が憧れるデザインです。シンプルかつ上品で、結婚指輪と重ね着けしてもバランスがよく、飽きのこないデザインとなっています。定番ではありますが、地金の種類や宝石をとめる爪の数などで、印象は大きく変わるようです。
エメラルドカット
エメラルドカットとは、エメラルドに用いられるカットの手法です。婚約指輪に使用されているカットは、上から見ると円形に見える「ラウンドブリリアントカット」が主流です。しかし、エメラルドカットは上から見るとスクエアに近い形で、一番上にはテーブルと呼ばれる平らな面があります。エメラルドカットを施されたダイヤは、ダイヤそのものが持つ輝きや透明感が特徴です。エメラルドカットのダイヤを使用した婚約指輪は、凛とした美しさが魅力です。また、ブリリアントカットと比較すると破損しにくいというメリットもあるため、婚約指輪に向いているといえるでしょう。
ゴールド素材
日本ではプラチナ素材のものが定番ですが、欧米では古くからゴールド素材が好まれてきました。華やかで温かみのある印象のゴールドは、近年日本でも人気の素材です。イエローゴールドだけでなく、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなど、カラーバリエーションが豊富なため、デザインの幅が広いことも魅力のひとつとなっています。また、日本人の肌の色によく馴染むカラーで、手をキレイに見せてくれでしょう。ゴールドは変形・変色しにくいため、婚約指輪にはぴったりの素材ですね。
マット仕上げ
指輪の表面にあえてキズをつけることでツヤをおさえ、マットな質感にした婚約指輪も人気のデザインです。マットな質感は落ち着きや上品さを感じさせ、肌なじみもよくなります。日頃ジュエリーはあまり身に着けない方にも、親しみやすいデザインでしょう。また、リングの輝きがおさえられることで、宝石の輝きをと引き立ててくれるという嬉しいメリットもあります。
アンティーク調の婚約指輪を選ぶ際のポイント
婚約指輪は、ふたりにとって最高のものを見つけたいですよね。ここでは、婚約指輪を選ぶ際のポイントについて紹介します。
ブランドを選ぶ
婚約指輪を取り扱っているブランドは数多くあるため、購入前のリサーチは充分にしておくことをおすすめします。ブランドによって価格帯やデザイン、コンセプトもさまざまです。アフターケアなどのサポートが充実しているかどうかもチェックしておきましょう。
着用シーンを考える
婚約指輪は結婚式やお出かけなどで使用する方が多いようです。特別感のある場面での使用が多くなりそうであれば、存在感のある宝石を使用したものを選ぶとよいでしょう。反対に日常的に着用することを考えると、重さや引っかかりが気になることもあります。ライフスタイルにあったデザインを選ぶことも大切です。
アンティーク調の婚約指輪は身に着けるほどに味わいが増す、これから長い時間をともにするふたりにとってはぴったりのアイテムなのではないでしょうか。ひとことでアンティーク調といっても、素材やデザインによってその印象はさまざまです。たくさん試着して、お気に入りの指輪を見つけてくださいね。